見たいと思いながら、なんとなく『別に映画館で観るなくてもいいや』と、スルーしていた映画を、映画の日になら・・・という理由で観てきました。



「涼宮ハルヒの消失」・・・この意味深なタイトルな原作小説は、とても面白かった。



あんまり面白過ぎて、ラストシーンを読むのを我慢して、結末を知らないまま映画を観た。




正解だった。




まさか、ラストで泣いちゃうとは・・・結末を知ってたら泣けなかった。




この映画を観て、絶賛している方々は作品の魅力というより、原作を忠実に映画化した、京都アニメーションを称える文章を多く目にしたが、それだけ原作が面白かったというのが正解。




ただし、原作が、今までの前作世界を知っているというのを前提に作られた物語なので、シリーズ弟一作「涼宮ハルヒの憂鬱」の再構築およびパロディのような気がしたのは私だけだろうか?







話は全然変わるが、この映画角川映画である。

私は角川映画も好きだったが、子供の頃、角川文庫を読みまくっていた。




特にSFジュヴナイルが好きで、当時出ていた角川SFジュヴナイルは可能な限り読んだ。




だから、ハルヒシリーズ第1作で『・・・自称、時をかける少女。自称、少年エスパー戦隊』のくだりには喜んだものである、どちらも角川文庫で読んでいたから。




ハルヒシリーズ、いや特に「涼宮ハルヒの消失」は昔の傑作SFジュヴナイルの思い出に重なる。

日常がSF的な展開に巻き込まれる所なんかもそうだけど、ヒロインが美少女な所も。




ラストの1シークエンスに観終わってからも、はっきり謎(というか未解決)が残っているのもジュヴナイルっぽいなあ・・・続編に期待。




最近のアニメでよくある3DCGは無かったけれど、実写並の描きこみや、ファミリーマートがリアルで良かった。ブルーレイ売れるだろうな。




余談な話ばかりになったけど、この映画162分の間、1度も退屈だと思わなかった。




凄い事である。




前回映画館で観た映画、決して駄作ではないというのに、つまらないシーンのせいで随分退屈したが、2時間もかからない映画だったと思う。




この映画は逆に、もう1度観たいと思うシーンが幾つもある。




やはり作品の持つ力(パワー)である。

原作小説が面白く、それを忠実に映画化したアニメ会社の執念である。

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